【スプリンターズS(G1)展望】「アーモンドアイ完封」グランアレグリアVS充実の1番時計モズスーパーフレア! 秋G1開幕戦は牝馬の一騎打ち!?
「前哨戦ハンター」の異名を持つダノンスマッシュ(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)は、G1・8度目の挑戦で悲願成就を狙う。鞍上は高松宮記念以来となる川田将雅騎手が務める。
完勝した前走のセントウルS(G2)で好騎乗を見せた三浦皇成騎手からの乗替りには疑問の声も上がったが、結果で黙らせることはできるだろうか。川田騎手は20日のローズS(G2)をリアアメリアで制覇。久々に重賞で結果を出し、昨年12月のチャンピオンズC(G1)以来のG1勝ちを見据える。
ダノンスマッシュと同厩で、キーンランドC(G3)15着から巻き返しを図るのがダイアトニック(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)だ。大敗を喫した前走は、重馬場と1番枠という明らかな敗因があった。
各馬が道中外に進路を求めるなか、最内スタートのダイアトニックは、内を通らざるを得ない状況となり、全く競馬にならず。前走は参考外と見ていいだろう。鞍上には初コンビの横山典弘騎手を迎え、一発を狙う。
そのキーンランドCで重賞初制覇を飾ったエイティーンガール(牝4歳、栗東・飯田祐史厩舎)にも注目が集まる。騎乗停止処分を受けた坂井瑠星騎手に替わって“代打の神様”池添謙一騎手が騎乗し、2連勝での戴冠を狙う。
キーンランドCで2着に粘ったライトオンキュー(牡5歳、栗東・昆貢厩舎)は、1200m戦では大崩れしていない。先行力を生かし、時計がある程度かかる展開になれば、面白い存在になるだろう。
高松宮記念で1着入線も進路妨害で4着に降着したクリノガウディー(牡4歳、栗東・藤沢則雄調教師)は、その後12着、18着、7着と精彩を欠いているが、意地を見せられるか。
セントウルS組からは、3着のミスターメロディ(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎)と5着に敗れたビアンフェ(牡3歳、栗東・中竹和也厩舎)がひと叩きされ、巻き返しを図る。
牝馬2頭が有力視される秋のスプリント王決定戦まで1週間。スプリンターズS(G1)は、10月4日(日)の15時40分に発走予定だ。