JRAジャパンC(G1)エネイブル最大のライバル参戦!? 英オークス(G1)9馬身差圧勝「凱旋門賞」で1番人気に推された天才少女が来日濃厚な理由
「オブライエン調教師は、不良馬場を嫌ってラブの凱旋門賞出走を回避しています。海外メディアのインタビューに対し『きれいな走りをするので、良馬場でのレースが望ましい』とコメントしていますし、日本の時計が速い馬場をこなす可能性は十分にあるのではないでしょうか。
前走5馬身で圧勝したヨークシャーオークスは、ヨーク競馬場が舞台。かつて、日本のゼンノロブロイがエレクトロキューショニストにクビ差で惜敗したインターナショナルS(G1)と同じです。日本で活躍した馬が善戦した事を考えれば、逆も十分にあり得るでしょうね。出走してくるようなら楽しみです」(競馬記者)
ゼンノロブロイが敗れたエレクトロキューショニストはドバイワールドC(G1)勝利など生涯成績12戦8勝で、全てが3着以上という名馬だ。インターナショナルSもミラノ大賞(G1)勝利後の一戦だった事を踏まえれば、状態面にしても悪かったという事はなさそうである。
ただ、ジャパンC参戦を表明した外国馬が、直前になって出走を回避する例もしばしばある。
ラブについて『JRA-VAN Ver.World』では、11月の米G1ブリーダーズカップ参戦を見送る可能性が高い事とともに、オブライエン調教師が「ラブの今季はもう終わりかもしれない」と答えた事を報じている。
しかし、その一方でラブは日本のエリザベス女王杯(G1)にも予備登録していた。すでにJRAから回避が発表されているが、改めてジャパンCへ予備登録を行っただけに出走の可能性もありそうだ。
また、ジャパンCへの出走が濃厚なジャパンはラブと同じオブライエン厩舎の管理馬。チームオブライエンそのものが来日を果たすのであれば、ラブの日本遠征のハードルも大きく下がるといえるだろう。
仮に出走してくるのであれば、今年のジャパンCは大いに盛り上がる。
外国馬のジャパンC制覇。2005年以来の快挙を成し遂げるのはラブなのかもしれない。