JRA【天皇賞・秋(G1)展望】アーモンドアイ前人未到の8冠へ、女傑クロノジェネシス初対決! ウオッカVSダイワスカーレット以来「牝馬ワンツー」なるか

「ダノン」2頭も不気味な存在だ。ダノンキングリー(牡4歳、美浦・萩原清)とダノンプレミアム(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎)は、ともに安田記念以来の競馬だが、ともに休み明けの方が高いパフォーマンスを発揮するタイプだ。

 ダノンキングリーの方は、過去2度着外に敗れているが、いずれもマイル戦だった。東京コースは、共同通信杯(G3)1着、日本ダービー(G1)2着、毎日王冠(G2)1着と実績十分。特に昨年の毎日王冠では、道中最後方からアエロリットやインディチャンプなどG1馬5頭をまとめて差し切った。最近は先行策を取っているが、1年前の末脚を発揮できれば、ここでも脅威となるだろう。

 ダノンプレミアムは、昨年4月のマイラーズC(G2)を最後に勝利から遠ざかっている。安田記念から直行というローテーションはアーモンドアイの2着だった昨年と同じ。1週前追い切りでは、併せ馬でしっかり負荷をかけてきており、勝負気配が漂う1頭だ。

 他には、久々に池添謙一騎手とのコンビでG1・2勝目を狙うブラストワンピース(牡5歳、美浦・大竹正博厩舎)。メンバーでも屈指の東京巧者、ダイワキャグニー(セ6歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)。そして、香港G1・2勝を含む重賞7勝の実績を誇るウインブライト(牡5歳、美浦・畠山吉宏厩舎)が松岡正海騎手を背に復帰予定だ。

 カデナ、ジナンボー、スカーレットカラーの3頭を加えた計12頭が登録。人気が予想されるアーモンドアイとクロノジェネシスの牝馬2頭がワンツーを決めれば、12年ぶり。前回はウオッカとダイワスカーレットが歴史に残るハナ差の大接戦を演じた。

 今年は牝馬が前評判通りの強さを見せるのか、それとも牡馬が意地を見せるのか。天皇賞・秋は、11月1日、15時40分に発走予定だ。

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