JRA天皇賞・秋「秘密兵器」導入で、ついに覚醒!? 伝統の「リピーター」はアーモンドアイより、ダノンプレミアムが美味しい理由
「春の安田記念を使って、天皇賞・秋に直行というローテーションは昨年と同じですが、昨年はレース後、約1か月間プールなどを使って在厩のままの調整して状態を確認した後に放牧に出されました。
しかし、今年はすぐに放牧に出してしっかりと休ませた分、帰厩してからの状態が抜群。これまでは単走追いが目立っていたダノンプレミアムですが、この中間は何度も併せ馬を行えるほど充実した仕上がりを見せています」(同)
また、1週前追い切りには「最後にフワッとするところがある」という理由でブリンカーを着用。最終追い切りでは外しており、レースで使用するかは未定だが、陣営は「どうにか改善してくれたら」と“秘密兵器”に期待を寄せている。
元々、日本ダービー(G1)で1番人気に推されたほどの大器で、ここまで12戦して4着以下となったのは3戦だけ。それも故障明けだったダービー、スタートで大きな不利を受けた昨年の安田記念、そして先述した今年の安田記念と敗因は明確だ。
「プレミアムの真の走りを披露できれば――」
そう期待を寄せている中内田調教師。このままでは終われない。アーモンドアイら強豪が集ったが、昨年の2着馬が天皇賞・秋「伝統」の“リピート”を見せてくれるかもしれない。