JRAラッキーライラックは2番手! エリザベス女王杯(G1)阪神開催が「レースの肝」。大本命は最強ローテのアノ馬、「激アツ情報」で意外な「マル秘穴馬」も急浮上か
15日、阪神競馬場でエリザベス女王杯(G1)が開催される。過去には圧倒的1番人気ブエナビスタが大逃げを打ったクィーンスプマンテに出し抜かれるということもあった。今年は3頭のG1馬が人気の中心となるが、伏兵の台頭にも注意する必要があるだろう。
過去10年の3連単平均配当は5万4373円で、10万馬券も2度飛び出ている。だが、今年は阪神開催となるため、この傾向を鵜呑みにしないほうがいいかもしれない。「強力現場情報」をもとに、ハナビ杉崎がエリザベス女王杯を攻略する。
まず「◎」はセンテリュオ(牝5歳、栗東・高野友和厩舎)だ。
前走のオールカマー(G2)で重賞初制覇し、勢いに乗る1頭。過去10年でオールカマー組は2勝しており、勝率は33.3%を誇るローテーションは文句なしだ。今年は阪神開催となるが、中山コースとの親和性を考えれば、より強調材料となるだろう。
「ここにきて本格化してきた印象です。陣営は『直線で歯を食いしばって頑張るようになった』と成長を感じています。また、体調面も良さそうですね。昨年も2着とはほとんど差のない4着に好走していますし、2200mの距離も合っていると思います。今年はさらなる好走に期待できそうですよ」(競馬記者)
今年のマーメイドS(G3)はトップハンデの55キロで2着と、阪神コースも問題なさそうだ。阪神開催を最も味方につけるのはこの馬ではないだろうか。
次に「〇」はラッキーライラック(牝5歳、栗東・松永幹夫厩舎)だ。
前年の勝ち馬は外せない。大阪杯(G1)で牡馬相手にG1を勝利しており、このメンバーでは抜けた実力の持ち主だ。
「M.デムーロ騎手がラヴズオンリーユーを選んだのでどうしようかと思いましたが、C.ルメール騎手が空いていたのはラッキーでした。本質的には1800~2000mがベストに思いますが、その点はジョッキーが上手に乗ってくれると思いますし、牝馬相手では地力が抜けています。もしかしたらこれがラストランになるかもしれないので、最後にもうひとつ勲章を取らせたいですね」(厩舎関係者)
クラブ規約で6歳3月が引退期限となるため、たしかにラストランとなってもおかしくない。だが、今回は大外枠が割引材料。ルメール騎手の好騎乗に期待しつつ、2番手評価とする。