元JRAジョッキー・安藤勝己氏「◎ノームコア」横山典弘「奇策」へ苦言!? エリザベス女王杯(G1)「あの形で行かされると……」の言葉にファンからも賛同の声
15日、第45回エリザベス女王杯(G1)が阪神競馬場で行われ、C.ルメール騎手の騎乗したラッキーライラックが優勝。1番人気に応え、同レース連覇を達成した。
このエリザベス女王杯については、元JRAジョッキー・安藤勝己氏が自身のYouTubeチャンネル「アンカッちゃんねる」にて事前見解を発信。「京都の方が後ろからくる馬が乗りやすいというか……。バラけるからね」と話していた通り、差し馬同士の決着となった。
「今回も三冠馬(デアリングタクト)がでたのは、反対に言ったら相手が強くないということ」と、3歳馬の低レベルも指摘していた安藤氏。「今年は古馬の方が一歩上かな」と独自の予想も展開していた。
その上で、安藤氏ならどの馬を選ぶかという質問に対しては「ノームコア」と回答。「中団より後ろで、この前のように脚を溜めて……一瞬にして動けるから、この前を見ても。4コーナー手前までは内で我慢してっていう競馬でいいんじゃないかな」と自身の騎乗プランも語っていた。
レースでは実際に古馬が上位を独占し、3歳馬はウインマリリンの4着が最上位。ソフトフルート6着、リアアメリア7着、ミスニューヨーク10着、ウインマイティー14着と、現3歳世代のレベルの低さを露呈することになった。
しかし、本命視していたノームコアは16着に惨敗。横山典弘騎手のレースプランが実ることはなかった。
レースでは、横山典騎手のノームコアが押し出されるように先頭。逃げる展開に持ち込んだ2番人気のノームコアは、1コーナーを回って4馬身ほどのリードをとった。
1番人気のラッキーライラックは後方外目を追走。人気の2頭が前後で大きく離れる展開となった。
しかし、3コーナーから4コーナーにかけて、先に動いたのはラッキーライラック。一気に外目3番手まで押し上げると、直線入り口ではノームコアに1馬身差と迫った。
直線に入ると、ノームコアは手応えがなくなり失速。それを横目に一気に突き抜けたラッキーライラックは、後続の追撃を振り切り快勝した。
横山典騎手は、レース後「思い描いていたレースはできた。ハナへ行く競馬も武器としてイメージを持っていたからね。今回は距離というより久々の分だけ甘くなってしまった」とコメント。横山典騎手としては「逃げ」というプランも頭に入っていたようだ。
この、横山典騎手の「奇策」に対して、自身のツイッターを更新した安藤氏。