JRAグランアレグリアはアーモンドアイ以上!? マイルCS(G1)C.ルメールに“ムード”の呪縛。「偉業達成」へ向け「17度目」の挑戦
ルメール騎手、藤沢調教師のマイルCSといえば、思い出されるのが2004年。ルメール騎手がマイルCS初騎乗となった、ダンスインザムードだろう。
レースは16頭立て。まずまずのスタートを切ったダンスインザムードは無理せず中団に控えた。
終始外々を回したダンスインザムードは、3コーナーでも抜群の手応え。ルメール騎手が軽く促しながら、4コーナーに向けて進出を開始した。
直線に入っても、ルメール騎手はほぼ手綱を持ったままの状態。しかし、このレースには一頭の「怪物」が存在していた。
聖剣の如く強烈な切れ味で一気に前を飲み込んだのは、道中で後方に構えたデュランダル。上がり最速の33.7秒でマイルCS連覇を達成した。
ダンスインザムードは、デュランダルに2馬身差をつけられ2着。ルメール騎手のマイルCS初騎乗は悔しい敗戦となった。
この2004年から毎年マイルCSに参戦しているルメール騎手。今年で「17度目」の挑戦となるが、まだ勝ち星は1度もない。
ルメール騎手は先週のエリザベス女王杯(G1)も含め、今年はすでにG1で6勝。JRA全G1制覇へ向け残されたレースは6つとなっている。
高松宮記念(G1)
大阪杯(G1)
宝塚記念(G1)
マイルCS(G1)
朝日杯FS(G1)
ホープフルS(G1)
「偉業達成」へ――。ルメール騎手のマイルCS初勝利に“ムード”は高まっている。