福永祐一騎手が落馬負傷……右鎖骨骨折でビッグアーサーやシュヴァルグランの騎乗も絶望的「悲劇の天才騎手」の父を持つ2世騎手が背負う悲壮な決意とは
福永騎手といえば、「天才」と称された父福永洋一元騎手が、祐一が2歳の時に落馬負傷により騎手業の引退。下半身不随となり、今も車椅子での生活を余儀なくされている。そんな悲劇的な父を持つ2世騎手だからこそ、落馬の度にひときわ大きな緊張感が走ってしまうことも事実だ。
福永騎手自身、妻でフリーアナウンサーの松尾翠と結婚する際に送ったプロポーズの言葉が「レースで死ぬかもしれない。それでも結婚してくれるか」だったという。そういった中で今回は右鎖骨骨折だけ済んだことが不幸中の幸いだが、改めて騎手業の危険さが大きく浮き彫りとなった。
福永騎手に限らず、このような事故が少しでも減ることを祈るばかりだ。