香港国際競走に日本からモーリスなど「G1級」馬13頭が出走!ハイランドリールら世界との力関係は
香港スプリント(G1、芝1200m)11日 15:40発走予定
日本馬
ビッグアーサー
レッドファルクス
豪州のスプリント王シャトーカ不在のため混戦模様だが、中心視されているのは現地の前哨戦となるジョッキークラブスプリント(G2)の上位3頭だ。
勝ったのは昨年の香港スプリントで3着だったノットリスニントゥーミー。前哨戦を制して万全の形で本番に挑むことになる。2着には上がり馬のラッキーバブルズ。今年のチェアマンズスプリントプライズ(G1)ではシャトーカとクビ差の接戦を演じており、いつG1を勝ってもおかしくない存在だ。
格や実績では昨年の高松宮記念(G1)を制したエアロヴェロシティということになるが、ここでは3着。本番での巻き返しが期待される。連覇の懸かるペニアフォビアも当然注意が必要だ。
対する日本馬は今年の春秋のスプリント王ビッグアーサーと、レッドファルクスがスタンバイ。どちらも日本が誇る快速馬だが、香港のスプリント路線はレベルが高くロードカナロア以外の日本馬が尽く跳ね返されているのは気掛かりだ。また、落馬負傷した福永祐一騎手に替わって、誰がビッグアーサーの鞍上を務めるのかも注目されるところだ。
香港マイル(G1、芝1600m)11日、16:50発走予定
日本馬
ロゴタイプ
ネオリアリズム
サトノアラジン
中心は地元香港の英雄エイブルフレンドとなるが、このレースを勝った一昨年やモーリスの3着に敗れた昨年ほどの勢いがない。今年は大半を休養に費やし、先月のジョッキークラブスプリントでようやく復帰を果たしている。
長期休養明けの馬をあえて適距離よりも短い距離に出走させてスピード感覚を取り戻す手法は、香港では珍しくない。だが、結果は香港スプリントの項で先述した3頭に後塵を拝しての4着。本業でなかったとはいえ、これをどう見るかだ。
他にもコンテントメントやジャイアントトレジャーなど香港のトップマイラーが顔を揃えているが、言うなればすべてモーリスに敗れている馬。それだけに日本馬3頭にも、十分にチャンスはあるはずだ。