JRA武豊「騎手をやめたら馬主に」引退後のキャリア初披露!? 熱烈スカウトであの「超大物社長」の競馬界参入も

 期待されたG1勝利こそなかったものの、過去10年で最多となる年間115勝を挙げた武豊騎手。51歳のシーズンだった2020年だが、衰えるどころか、逆に成績を上げているから驚くばかりである。

 しかし、そんなレジェンドジョッキーにも「引退」の波は着実に近づいている。本人は常々「60歳まで乗りたい」と話しているが、それでも常識的に考えれば、変わらずに競馬界を支えてくれるのは、あと数年といったところだろう。

「僕も騎手をやめたら馬主になりたいと思っていますよ」

 そんな中、ライフスタイル誌『GOETHE[ゲーテ]』(幻冬舎)で、サイバーエージェント代表取締役の藤田晋氏との対談に登場した武豊騎手。詳細はぜひ本誌をご覧いただきたいが、馬主が話題になった際、競馬界のレジェンドジョッキーから自身の今後に触れる発言が飛び出した。

「年齢的なこともあって、自身のキャリアについての質問を受けることも珍しくない武豊騎手ですが、騎手引退後のプランを具体的に明かしたのは初めてかもしれませんね。

一般的に騎手は引退後、調教師を始めとした競馬関係者や、岡部幸雄さんや安藤勝己さんのように競馬評論家になるパターンがほとんど。馬主になるケースは非常に珍しいと思いますが、武豊“元”騎手が馬主として競馬界に残ってくれれば、さらに盛り上がるでしょうね。少なくとも騎手への指示は完璧でしょう(笑)」(競馬記者)

 実際に騎手や調教師といった競馬関係者が引退後、馬主になるケースは非常に稀だ。

 近年なら、ディープインパクトを手掛けて武豊騎手と共に歴史を創った池江敏郎元調教師が最も話題を呼んだといえるが「騎手から馬主」となると、騎手時代に桜花賞や天皇賞・秋を勝った久保敏文氏が、現役引退後に馬主になった程度で、さらに希少な存在となる。

「藤田さんとの対談の中では、武豊騎手が『藤田さんが馬主として凱旋門賞を目指す、というのもありますよ(笑)』と競馬界へスカウトするシーンも。藤田さんもまんざらではない様子でしたね。親交のある堀江貴文さんも馬主になっていますし、可能性としては十分に期待できるんじゃないでしょうか」(競馬誌ライター)

 自身が創設した『AbemaTV』では、麻雀や競輪の専門チャンネルも手掛けている藤田氏。社長の中でも屈指の勝負師として知られている人物だけに、もし武豊騎手とのコンビが結成されればこちらも大きな話題を呼びそうだ。

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