キタサンブラック堂々1位も「あの珍名馬」が大人気!?有馬記念のファン投票結果からわかる「今年の競馬事情」とは

キタサンブラック(競馬つらつらより)

 25日に中山競馬場で開催されるグランプリ有馬記念(G1)のファン投票最終結果が8日、JRAから発表され13万7353票を集めたキタサンブラックが1位を獲得した。

 菊花賞馬として挑み、3着に敗れた昨年から1年。今年は武豊騎手を新パートナーに迎え、春の天皇賞とジャパンCを制覇。今や押しも押されもせぬ王道戦線の王者として、4つ目のビッグタイトルと年度代表馬の座を狙う。

 逆にジャパンCで力の差を見せつけた今のキタサンブラックの快進撃を止められるとすれば、やはりこの馬しかいないのかもしれない。

 この秋の菊花賞で世代最強を証明したサトノダイヤモンドが、ファン投票2位となる11万7192票を集め堂々の古馬初対決に挑む。3位には10万5327票を獲得した前年の覇者ゴールドアクターが続き、今年の有馬記念はこの3頭による三つ巴の争いになりそうだ。

 ちなみにJRAのHPにはファン投票の上位100位までが掲載されているが、その中でいくつか気付いたことがある。

 まず、気になったのは史上最強世代と言われていた今年の3歳馬への期待が、確実に下降し始めていることだ。

 ランキング2位のサトノダイヤモンドを筆頭に、ベスト100位までに入った3歳馬は合計23頭。1/4近くをシェアしており、一見高い支持率にも思えるが、実は昨年は今年を大きく上回る28頭がランクインしていた。

 ちなみにベスト10だけに注目すると今年は2位サトノダイヤモンド、4位マカヒキ、6位ディーマジェスティとクラシックを分け合った3頭がランクイン。ただし、次点は14位のエアスピネルとなる。

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