JRA元祖「穴男」が単勝万馬券級の「大物」ゲット!? 最低人気でG1制覇、有名世相馬券を演出ジョッキーが手にした勝利とは
先週で中京開催が終わり、今週からは阪神開催がスタートする。
今年に入って中京開催は荒れに荒れた。京都金杯(G3)の3連単で122万8010円という驚愕配当が飛び出したのを皮切りに、日経新春杯(G2)で96万1790円、東海S(G2)で24万4160円と本命党には厳しい開催となったのではないだろうか。
そんな中京開催で穴騎手として注目されたのが高倉稜騎手である。
1月5日の中京1Rを4番人気テイエムマグマで勝利。幸先のいいスタートを切った高倉騎手は、同日の万葉S(OP)を7番人気ナムラドノヴァンで優勝して波乱を演出した。
さらに11日は、寿S(3勝クラス)で14番人気ツーエムアロンソを勝利に導き、3連単の配当は124万2830円を記録。また、この勝利が影響してWIN5の的中票はわずか1票となり、4億8178万3190円の配当は史上最高額を更新した。高倉騎手は今年最も波乱を起こしているジョッキーといって過言ではない。
穴男といえば、江田照男騎手の名前が浮かぶファンも多いのではないだろうか。
今年でデビュー31年目の大ベテランである江田照騎手。これまでに重賞29勝を挙げているが、その勝利はインパクトの強いものが多い。
1990年、新潟記念(G3)を14番人気のサファリオリーブで制し、初の重賞制覇となった江田照騎手。その後も98年の日経賞(G2)を12番人気のテンジンショウグンで優勝し、重賞の馬連最高配当(当時)となる21万3370円を記録した。
他にも、最低人気で2000年のスプリンターズS(G1)を制したダイタクヤマト、世相馬券と騒がれた01年の有馬記念(G1)で13番人気ながら2着に入ったアメリカンボスも江田照騎手によるものだ。12年の日経賞で衝撃の逃げ切り勝ちを飾ったネコパンチは、ルーラーシップやウインバリアシオンを破る大金星だった。
昨年は5年ぶりに年間20勝超えを記録するなど、まだまだ衰えを感じさせない江田照騎手。今年はすでに2勝を挙げているが、そのどちらも1番人気によるもの。穴騎手のイメージが強いだけに少々意外な結果となっている。
そんな江田照騎手だが、思わぬところで単勝万馬券級の大物をゲットしたようだ。
8日、釣り船「仁徳丸」はホームページでアカムツ船の釣果を報告。そこには江田照騎手が大型のアカムツ釣りあげた写真が掲載されている。
アカムツはノドグロの愛称で親しまれる高級魚。約50センチの大物となれば、かなり高額で取引される代物だ。江田照騎手にとって、勝利とも言える休日となったことだろう。
今週末の開催では江田照騎手が、大物を釣り上げた勢いそのままに本業でも大仕事をやってくれるかもしれない。