武豊すら大幅ダウン! 岩田康誠、田中勝春らベテラン騎手を襲う「悲しき現実」に勝負の厳しさを見た
昨年からデムーロとルメールが関西所属になったことで多くの有力馬が二人へ流れ、12月に入って騎乗した28鞍で1番人気の馬は「ゼロ」とその傾向は明らかだ。阪神ジュベナイルフィリーズ、チャンピオンズカップ、ジャパンカップと3週連続でG1レースの騎乗がなく、先週久々に騎乗した重賞は13番人気の格下馬。岩田騎手と福永祐一騎手のエージェントは同じ人物だが、その福永騎手とは明らかに騎乗馬の質が違う。さらに福永騎手が怪我で休養していながらも、福永騎手が騎乗するはずだった実力馬が他の騎手に流れたとの話もある。かつての栄光を知る本人のプライドはズタズタかもしれない。
実力だけでなく様々な人間関係が蠢く競馬の世界。そこにはかつてのトップジョッキーも辛酸をなめる過酷な現実がある。2016年も残りわずかとなった競馬でどんな逆転ドラマがあるのか。田中勝春騎手は「年間20勝」の壁をクリアできるのか。まだまだ話題は尽きない。