『ニコ生』のドワンゴが競馬のビッグプロジェクトをぶち上げる!競馬ファンの間で早くも話題の「リアルダービースタリオン」とは
果たしてユーザーが、デビューまでの3年間を飽きずについてきてくれるのか。そして、デビュー後、仮に勝てなくとも暖かく見守り続けてくれるのか……様々な不安がつきまとうが、発想自体は本当に壮大で夢のある計画であることに間違いはない。
「産まれた仔馬に命名した時点で、仔馬のデビューまで馬主の仕事がひと段落してしまうのは目に見えていますし、そこでいきなり大きくユーザーが離れても不思議ではありません。
ドワンゴはその対策として、来年5月にはデビュー間近となる2歳馬を購入して同時進行するそうです。つまり、来年の夏以降には、もうリアルダービースタリオンの競走馬がデビューしている可能性が高いということです」(競馬記者)
確かに”即戦力”を手早く導入することで、ユーザーを飽きさせない戦略は見える。だが、どうやら競走馬を走らせるのは中央競馬ではなく、地方の大井競馬場になる模様。その点に関しては、すでにネット上で「ダビスタなのに中央じゃないのか」「これは萎える」という意見が早くも噴出しており、今後どう調整されていくのか興味深いところだ。
「確かに中央競馬で行なった方がより話題性が高くなると思いますが、単純に予算が高騰する恐れがあるのと、史上初の”特殊な試み”に対しての融通性が利きにくい懸念があるのではないでしょうか。
そういった点で大井競馬場だと、すでにニコニコ生放送でレース中継を行っていますし、連携がスムーズ。レースだけでなく、口取り式やレース前後の舞台裏なども可能な限り放送する方針があるようですし、そういった理想の実現もより現実的なのでしょう」(同)
なお、ドワンゴが出資する予算は1頭辺り1000万円程度になる見込みだという。時には億単位で金が動く競馬の世界では決して恵まれた予算とは言えない。