JRAダイヤモンドS(G3)単勝100円が「32550円」奇跡は再び起こるのか……オーソリティではない「◎」最低人気ミライヘノツバサとの共通点
その他「△」は、穴馬含む以下の3頭を挙げておく。
5番サトノガーネット(牝6歳、栗東・矢作芳人厩舎)は、これが引退レース。今回は薄いブリンカーをつけてレースに挑むようだ。
「ここが引退レースということもあり調教師も『目いっぱい仕上げる』と気合が入っているみたいですね。ズブさは相変わらずのようですし、以前からこういう距離を使ってみたかったようです。主戦の坂井瑠星騎手がサウジアラビア遠征のため岩田望来騎手へ乗り変わりとなりますが、若い力で変わり身を引き出してほしいですね」(競馬記者)
折り合いがつく馬なだけに、あとは展開次第。大幅な距離延長となる今回は、ポジショニングにも注目したい。
10番グロンディオーズ(牡6歳、美浦・田村康仁厩舎)は、今回唯一のキングマンボ系で、父はルーラーシップ。抽選で出走が決定したという、運も持ち合わせている。
「前走(2000m)は、この馬に短かったですね。その後は京都記念を視野に入れていましたが、長距離を求めてこのレースに変更しました。最終追い切りは素晴らしい動きでしたし、馬体も絞れて仕上がっています。前走より増えると思いますが、適性体重だと思いますよ。脚元の状態も落ち着いていますし、仕上がりも良好です」(厩舎関係者)
近2走で騎乗していたルメール騎手がポンデザールに騎乗するため、今回は三浦皇成騎手へと乗り替わり。ただ、距離延長はプラスとなりそうで、馬券圏内の好走は十分に見込めそうだ。
15番パフォーマプロミス(牡9歳、栗東・藤原英昭厩舎)は、父ステイゴールド。昨年勝利したミライヘノツバサの父ドリームジャーニーと同系統だ。
「予定していた戸崎騎手はサウジアラビア遠征で乗り替わりとなりましたが、ミルコでも重賞を勝っていますからね。年齢的に落ち着いていますし、天皇賞・春(G1)での3着があるように長い距離に適性も感じます」(厩舎関係者)
今年で9歳となったパフォーマプロミスだが、これまでの長距離実績を考えれば押さえておいた方がいいだろう。
以上を踏まえ、印は以下の通り。
◎4番ヒュミドール
○3番オーソリティ
▲13番ポンデザール
△5番サトノガーネット
△10番グロンディオーズ
△15番パフォーマプロミス
馬券は三連複で勝負。保険としてワイドも抑えておく。
三連複 フォーメーション
◎-○▲-○▲△△△ 7点
ワイド 流し
◎-○▲ 2点
さすがに昨年のミライヘノツバサのような穴は狙えないが、あとはヒュミドールの人気が落ち着いてくれることを祈るのみ。オーソリティ、ポンデザールが相手でも、それなりの配当になることを期待したい。
(文=宍戸ハレ)