「犯罪ではない」大物騎手の発言がプチ炎上!? 「厳重に注意」武豊も謝罪したJRA給付金不正受給問題に関係者の公表はあるのか
競馬界に激震が走った関係者による持続化給付金不正受給疑惑。
前代未聞の不祥事について後藤正幸JRA理事長をはじめ、橋田満調教師会長が謝罪、武豊騎手会長も「騎手全員に厳重に注意してまいる所存」と、再発防止と信頼回復に向けてコメントを出すまで発展していた。
すでに報じられている情報では、JRAが事態を把握していたのは昨年10月9日だったが、報道で明らかとなる2月17日まで約4か月間もの空白期間があったようだ。これには業界を揺るがす不祥事を何とか水面下で穏便に済ませようとするJRAの思惑も透けて見え、隠蔽する意図もあったのではないかと勘繰る声が出たとしても不思議ではない。
6日、JRAが公表した厩舎関係者の持続化給付金申請・受給に係る状況調査(結果報告)によると、騎手13名を含む165名が持続化給付金を申請・受給し、うち163名がすでに返還済又は返還手続き中。返還未手続の2名のうち、1名は競馬以外の副業収入を理由とした受給で、もう1名については、現在、病気による休職中であり、引き続き、適切な取扱いとなるよう対応しているとのこと。
競馬ファンだけでなく、一般的にも注目を集めたのは誰が該当するのか、関係者の名前の公表はされるのかだが、現状では明るみとなった例はなく関係者も腫れ物に触るかのような扱いでだんまりを決め込んでいる。
そんな中、自身のTwitterでこの件について触れたのが池添謙一騎手だ。
池添騎手は給付金不正受給問題について「中央競馬の騎手が13名もいた事に驚きました。中央競馬は休みなく続ける事ができていました。犯罪ではない……でも人としてどうあるべきかの問題、モラルに欠けている。同じ同業として恥ずかしく、申し訳なく思います」と、騎手仲間から13名もの該当者が出たことに驚くとともに、社会通念的に望ましくない行為を謝罪するツイート。
続けて「でもという言い方は変かもしれませんけど、レースでは命をかけていいレースをみせれるよう頑張っています。引き続き応援よろしくお願いします(原文ママ)」と、今後の競馬界への変わらぬ応援を願った。
競馬関係者による不正受給疑惑という誰もが触れたがらない話題についてあえて発信した池添騎手のツイートは勇気ある行動といえる。
しかし、「さすが男だね」「よくぞ言ってくれた」と称賛するものもあった一方で一部のファンからは、「犯罪ですけど?」「実名公表して」「勝手に幕引きするな」といった辛辣な意見も見られた。