JRAレジェンド武豊も1年目に陥ったスランプ!? 初勝利ラッシュの新人騎手、残された未勝利組も焦りは禁物?
1987年のデビュー5戦目で初勝利を掴んだ武豊騎手。3月は4勝を挙げて順風満帆のスタートを切ったかにみえたが、4月は1ヶ月間勝利なし。47連敗と、スランプに陥ったことはあまり知られていない。
ところが未勝利と苦しんだ4月から一転、5月は12勝と完全復調。結果、同年秋には京都大賞典で重賞初制覇を達成するなど、年間69勝をマーク。当時の新人最多勝利記録を更新して、JRA賞最多勝利新人騎手を受賞。スターへの階段を駆け上がっていくことになる。
前出の菊沢騎手は、初めて先頭でゴールを駆け抜けた時の感想を、「(ゴール直後は)肌で感じる風もすごく気持ち良かったです」と語っていた。
奇しくも未勝利組3人には共通点がある。角田、横山琉人の両騎手の父親は元騎手で、西谷騎手の父親は現役のジョッキーだ。彼らも父親たちが感じたはずの、「気持ち良い」風を肌で感じることができるか。健闘を祈りたい。