有馬記念ふくめ「G1騎乗今年ゼロ」の2000勝ジョッキー!? しかしそれは「嵐の前の静けさ」か
今年の中央競馬も残り1週。年明けにはJRA賞の授賞式などがあり、また新たな戦いが始まる。
競馬の醍醐味の一つといえばG1レース。騎手たちもここでの勝利を目指して毎週の騎乗に精を出していると言っても過言ではないだろう。
そんな中、中央通算2200勝以上という歴代でもトップクラスの成績を残している騎手が、「今年一度もG1に騎乗していない」とネット上で話題になっている。
それが、関東の大ベテラン、柴田善臣騎手である。
今年の平地G1競走、まだ開催されていない有馬記念を入れて24のうち、柴田騎手が騎乗したG1はゼロなのである。
柴田騎手は今年、現状35勝で関東リーディング16位。特別いいというわけでもないが、悪いわけでもない。50歳という年齢を考えればコンスタントに勝利している点を評価すべきだろう。重賞も2歳の有力馬ブレスジャーニーでサウジアラビアRCと東スポ2歳Sを制して2勝。苦しんでいる若手が多いことを考えれば上々と言える。
だからこそ、G1に騎乗していないというのは意外だ。
「来年は、それこそブレスジャーニーがいますのでクラシック戦線に顔を出す機会も増えそうですが、今年0というのは意外でした。年齢的にもうガツガツしていないということなのでしょうか……。コンスタントに勝利は重ねていますし、生活に困ることはないですからね。釣りや車の趣味に時間を割きたいのでは、なんて声もあるくらいです」(記者)