有馬記念、武豊と大観衆を打ち砕いたルメールの神騎乗 ~ハーツクライとディープインパクトの記憶~
ハーツクライが出走できなかった有馬記念は、引退が決定していたディープインパクトが圧勝し有終の美を飾った。もしここに万全の状態でハーツクライが出走していればどんな競馬になっていただろうか。この2頭の最後の対決をグランプリで見ることができなかったのは残念であった。
時を経て2016年。第61回有馬記念にはサトノダイヤモンドなど5頭のディープインパクト産駒が出走する。そしてハーツクライ産駒のシュヴァルグランも出走する。ハーツクライを覚醒させたルメールがディープインパクト産駒のサトノダイヤモンドに出走するが、これも不思議な流れ。ディープインパクトとハーツクライの子供達がこの舞台でどんな競馬を見せてくれるだろうか。