JRA C.ルメール「落馬タックル」もお咎めなし……武豊「騎乗停止の悪夢」アーモンドアイの7連勝止めた安田記念(G1)との違いは?

 3日、中山競馬場で行われた7R・3歳1勝クラスは、6番人気のネクストストーリーが勝利。1月のフェアリーS(G3)で5着した実力馬が、自己条件をしっかり勝ち切った。

 一方、このレースはスタート直後に大野拓弥騎手が落馬する後味の悪い決着となった。

 12頭立ての芝1600mのレースで、2番枠からスタートしたモメントグスタールと大野騎手。だがゲートが開いた直後、内にいたジャングルキングからタックルを受け、大きくバランスを崩すアクシデント……大野騎手が落馬し、モメントグスタールのレースはあっという間に終わってしまった。

「スタート直後にジャングルキングが外へ切れ込んでしまった不可抗力とはいえ、モメントグスタールと大野騎手にとっては残念なレースになってしまいました。ただ、ジャングルキングに騎乗していたC.ルメール騎手にとっても肝を冷やしたでしょうね。

結果的にジャングルキングの発走調教注意だけで済みましたが、相手を落馬させてしまったことはもちろん、個人的にはルメール騎手が騎乗停止になってもおかしくないケースだと思いました」(競馬記者)

 記者がそう話す通り、スタート直後の斜行で騎手が騎乗停止になるケースは決して珍しくない。近年で最も話題を呼んだのは、1番人気アーモンドアイと2番人気ダノンプレミアムが揃って大きな不利を受けた、一昨年の安田記念(G1)だろう。

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