JRAグランアレグリアより「代打職人」が怖い!? 安田記念(G1)川田将雅ダノンキングリーとコンビ結成も……、最強女王アーモンドアイを負かした手腕に戦々恐々
日本ダービーでヨーホーレイクを応援していた一部のファンから、掲示板やSNSを通して「煽り運転ですか」「若手の(横山)武史の方が上手く乗った」「先週に続いてまたか……」という声も出たように、ファンが納得いく騎乗ができていないことは確かだといえるだろう。
一方、池添騎手は昨年の安田記念で、グランアレグリアを勝利へと導く好騎乗。当時、現役最強とも謳われたアーモンドアイの追撃を退けた。
アーモンドアイ、グランアレグリアともにC.ルメール騎手のお手馬であり、グランアレグリアに騎乗した池添騎手はいわゆる代打。それでいながら、ルメール騎手が騎乗するアーモンドアイを負かした勝負強さが池添騎手の「代打職人」たる所以でもあるのだろう。
一昨年のマイルCS(G1)では、川田騎手が騎乗したダノンプレミアムが1番人気で2着惜敗。これを負かしたのも主戦・福永祐一騎手の騎乗停止により、急遽インディチャンプに乗り替わりとなった池添騎手であった。
今回は川田騎手がダノンキングリーへと騎乗し、池添騎手はダノンプレミアムに乗り替わる。川田騎手にとっては、ダノックスの主戦として、手腕が試される一戦となりそうだ。
(文=北野なるはや)
<著者プロフィール>
某競走馬育成牧場で働いた後、様々なジャンルの仕事で競馬関連会社を転々とする。その後、好きが高じて趣味でプログラミングを学習。馬券には一切のロマンを挟まないデータ派であるが、POG(ペーパーオーナーゲーム)では馬体派という奇妙な一面も持つ。