JRA 恵みの雨が「単勝万馬券」を呼ぶ!? 七夕賞(G3)福島巧者ヴァンケドミンゴはバッサリ! 大荒れ必至のハンデ重賞で条件ピッタリの「◎」は……
「○」は、10番クラージュゲリエ。
こちらは、クラシックでも上位争いを演じた実績の持ち主。前走は休み明けでプラス8kgと、体にも余裕があった。
それに加え、前走はスローペースで外を回される競馬。内も伸びる馬場で7着と敗れたが、内枠勢が上位を独占するレースだったことを思えば、悲観する内容ではないだろう。
陣営は「今回は初めてブリンカーを着用します。追い切りでの行きっぷりも良くなっていましたし、終いまでしっかり動けていましたよ」と“新兵器”の効果に期待。能力的にも、これまで戦ってきたメンバーを考えれば十分に足りるはずだ。
ハンデの56kgは手頃で、枠は真ん中の5枠10番と絶好。小回りコースも問題なさそうで、ここは巻き返しが期待できる。
「▲」は、13番プレシャスブルー。
こちらは、本命のツーエムアロンソが4着に敗れた不良馬場の福島民報杯で2着と好走。前走のエプソムC(G3)では13着と惨敗を喫しているが、1枠で最後方から大外を回す厳しい競馬となった。
小回りコースだけにポジショニングがカギとなりそうだが、柴田善臣騎手も同馬には2度目の騎乗。今回は外枠で後方からスムーズな追走となりそうなだけに、差し届く流れでの一発に期待したい。
「△」は、2番ロザムール、4番トーラスジェミニ、9番クレッシェンドラヴの3頭。
ロザムールは前走の福島牝馬S(G3)が、地震の影響で福島から新潟へと変更。陣営も「前走は急遽、開催場所が替わって力を発揮できませんでした」とコース替わりの影響を口にする。小回りの福島コースは合いそうなだけに、軽ハンデ53kgでの粘り込みに期待したい。
トーラスジェミニは、前走が安田記念(G1)で強敵相手の5着。陣営は「前走はハナを取れませんでしたが、それでも頑張ってくれました。小回りの福島コースは向いていますし、自分の形に持ち込めれば差はないと思いますよ」と、こちらもコース替わりに勝機を見出す。ハンデは57kgと重いが、実績は上位。今回のメンバーであれば、粘り込みも十分に見込めそうだ。
クレッシェンドラヴは福島巧者で、昨年の七夕賞覇者。一昨年も2着と好走しており、同コースでの信頼度は高い。近3走はG1レースを走っており、メンバーも強力。陣営も「前走は、馬場状態が悪過ぎて力を発揮できませんでした。相手も強かったですしね……。福島は得意なコースですし、力さえ出し切れば勝ち負けになるとは思います」と話しており、今回のメンバーなら好勝負も可能だろう。