JRA マカヒキとワグネリアンの次走が明らかに。「いつまで走るんだ?」近走低迷のダービー馬2頭がそれでも現役生活を続ける理由とは
栗東の友道康夫厩舎に所属するマカヒキとワグネリアンのダービー馬2頭が、次走に天皇賞・秋(G1)かジャパンC(G1)を予定していることが明らかになった。
マカヒキは前走の天皇賞・春(G1)で初めての長距離戦に挑むも、これといった見せ場を作ることができず8着。大阪杯(G1)に出走したワグネリアンは重馬場の影響もあってか、勝ち馬のレイパパレから3秒6離された10着と大敗している。
とくに今年8歳を迎えたマカヒキには、ネットの掲示板などで「いつまで走るんだ?」といった声がたびたび聞かれている。現役のサラブレッドとしては、かなり高齢の域に達しているといえるだろう。
マカヒキと同期で3歳時にしのぎを削ったリオンディーズは、既に種牡馬としてリプレーザやアナザーリリックといったG1にも挑戦するオープン馬を輩出。
2016年の皐月賞(G1)でマカヒキを破ったディーマジェスティは、11日にワンエルメスが産駒のJRA初勝利を挙げた。先週もシゲルファンノユメが1番人気に応えて見事に勝ち上がっている。
ダービーで死闘を繰り広げたサトノダイヤモンドも既に産駒が誕生しており、先日行われたセレクトセール2021では4頭が1億円を超える価格で落札されるなど大人気だった。産駒は22年にデビュー予定だ。
2016年、上記の馬たちを一蹴し見事ダービー馬に輝いたマカヒキだったが、それ以来日本国内では5年以上勝ち星がない。「いつまで走るんだ?」といった声があがってしまうのも無理がないのかもしれない。
一方で、それでも現役生活を続ける理由の1つとして、マカヒキは8歳でありながらもキャリア23戦。年齢のわりに比較的出走数が少ないことが挙げられそうだ。
こちらもマカヒキと同期であり今年8歳を迎えたエアスピネルは、2月に行われたフェブラリーS(G1)で2着と好走。このレース前までのエアスピネルのキャリアは、奇しくもマカヒキと同じ23戦だった。
8歳にしてなおG1で好走できた要因として、年齢のわりに出走数が少なく、使い減りしてなかったことが挙げられるかもしれない。
なおエアスピネルは6月に行われたさきたま杯(G2)でも2着に入っており、まだまだ健在であることをアピールしている。