衝撃の負けフラグが漂う強豪も……意外なデータで見えた皐月賞「買える馬主」「買えない馬主」
・有馬記念→居城要氏(初G1優勝)
・桜花賞→青山洋一氏(初G1優勝)
・高松宮記念→中辻明氏(初G1優勝)
・フェブラリーステークス→馬場幸夫氏
以上のように暮れの有馬記念から桜花賞まで個人馬主が4連勝、そして内3人が初めてのG1優勝という状況だ。250頭以上を所有するクラブ馬主と比較して、数頭しか所有していないオーナーの馬がG1を勝つというのはまさに快挙、この勢いは見逃せないところだ。その競馬界のトレンドを見れば、
・個人馬主
・初G1優勝
というキーワードが浮かび上がる。皐月賞出走馬の中でここまでG1レースに勝利した経験がない個人馬主は…
ジョルジュサンク(CHEVAL ATTACHE)
ミライヘノツバサ(三島宣彦)
ナムラシングン(奈村睦弘)
トーアライジン(高山ランド)
サトノダイヤモンド(里見治)
以上の5名。注目は1番人気が予想されるサトノダイヤモンドの里見氏だが、里見氏には気がかりな点が二つある。それはマスコミへの対応である。
昨年39勝と過去最高の勝利数を記録したにもかかわらず、今年はまだ7勝で年間24勝ペースと2011年以降最も勝てていないのである。
さらに先週は某テレビ番組にオーナー自らが出演し、ライバルに対してサトノダイヤモンドが有利といったトークを展開。かつて日本ダービーで断然人気に支持されたフサイチホウオーは、オーナーの関口氏がレース前に多くの取材を受けて勝利を宣言、競馬場にボクシングの亀田三兄弟を呼ぶなど口撮り撮影の準備をしていたが、結果は惨敗してしまった。まさに同じような負けるための「フラグ」が漂っているのである。サトノダイヤモンドの素質は認めつつも、里見オーナーのマイナス要素は見逃せず、今回は「買えない」と言わざるを得ない。
では上記個人馬主の中で「買える馬主」は誰なのか?