衝撃の負けフラグが漂う強豪も……意外なデータで見えた皐月賞「買える馬主」「買えない馬主」


 ここはやはり馬主としての勢いを重視したい。馬主成績が下降気味の里見氏とは逆に、馬主としての勢いを感じるのがミライヘノツバサの三島宣彦氏だ。三島氏はこれまで馬主歴5年、今まで3頭しか所有していないが初めて持ったミライヘノカゼが2勝をあげ、2014~15年まで0勝だったが今年はすでに2勝、しかも3度走ってすべて馬券になっているという強運の持ち主。今年2億円馬を筆頭に85頭を所有する里見氏が7勝に対し、1000万円のミライヘノツバサ1頭しか所有していない三島氏が2勝と、勢いの差は歴然。三島氏は医学博士でもあり、経営する三島眼科医院の評判も上々。今の勢いに乗らない手はないだろう。人気はないかもしれないが三島氏はまさに「買える馬主」だ。

 上記の個人馬主からはミライヘノツバサの三島宣彦氏を推奨するが、相手には「買える馬主」としてクラブ馬主を推奨したい。注目は桜花賞2着シンハライトのオーナーでもあるキャロットファームだ。

 キャロットファームは過去の皐月賞で2014、2013、2009年と2着3回の実績。今年はドレッドノータス、プロフェット、リオンディーズの3頭を出走させるが、リオンディーズは昨年の最優秀2歳牡馬、プロフェットは皐月賞と同コースの重賞・京成杯を前走で勝利しており、過去と比較しても最強に近い布陣で挑んでくる。しかも過去3回の2着時に勝たれたサンデーレーシングや社台グループオーナーズといったライバルのクラブ馬主が不在なのも見逃せない。

 以上、目前に迫った皐月賞で「買える馬主」は三島宣彦氏(ミライヘノツバサ)とキャロットファーム(ドレッドノータス、プロフェット、リオンディーズ)。逆に買えない馬主はサトノダイヤモンドの里見治氏である。参考にしていただければ幸いだ。

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