JRA【関屋記念(G3)展望】「三度目の正直」果たすのは……ソングライン池添謙一VSグランデマーレ藤岡佑介!1年越しリベンジに燃える岩田望来アンドラステも虎視眈々
5歳世代では、中京記念(G3)を制し、現在サマーマイルシリーズで首位タイの10ポイントを挙げているアンドラステ(牝5歳、栗東・中内田充正厩舎)に注目。
その前走は出走12頭中6頭が単勝1桁台という大混戦。その中で単勝オッズ4.4倍の1番人気に支持された。鞍上を務めた川田将雅騎手は内目から好位を追走し、直線伸びてカテドラルの追撃を凌いだ。
今回は再び主戦の岩田望来騎手に手綱が戻り、人馬ともに真価が問われる一戦となるだろう。実は1年前のこのレースにもこのコンビで出走。1番人気に支持されたが、3着に惜敗している。岩田望騎手が重賞で1番人気に推されたのは、いまのところそれが最初で最後。同コンビで1年越しのリベンジを果たせるか。
6歳世代のパクスアメリカーナ(牡6歳、栗東・中内田充正厩舎)は、19年の京都金杯(G3)覇者。骨折で休養していたが、2年4か月ぶりの復帰戦で実力の一端を見せられるか。
7歳世代も侮れない。代表格は連覇を狙うサトノアーサー(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎)。昨年は4角17番手から直線大外を豪快に差し切った。しかし、その後は3戦連続で凡走。今回は半年ぶりの実戦となるが、坂路でじっくり乗り込まれ、好気配をアピールしている。
この他には5歳世代の2頭も上位を窺う、3連勝で2月の東京新聞杯(G3)を制し、前走・安田記念(G1)13着からの巻き返しを図るカラテ(牡5歳、美浦・高橋祥泰厩舎)。前走・マーメイドS(G3)で3着のシャドウディーヴァ。前走では、同じ55kgを背負ったアンドラステ(4着)に先着しており、無視できない存在だ。
国内で最も長い直線を誇る新潟で瞬発力勝負を制するのは果たしてどの馬か。真夏のマイル重賞、関屋記念は15日15時45分に発走予定だ。