【東京新聞杯(G3)展望】武豊エアスピネルがマイル重賞連勝を狙う! 迎え撃つは最強世代の個性派ライバルと古馬の強豪
2013年のセレクトセールで2億5200万円で落札されたロイカバード(牡4 栗東・松永厩舎)が、重賞戦線に帰ってきた。昨年はクラシックにあと一歩まで手をかけたが、最強馬サトノダイヤモンドやスマートオーディンに阻まれ、大舞台に立つことはできなかった。
その後オープン特別でも敗れるも、1000万下、1600万下と着実に勝利を重ね、今回の格上挑戦にこぎつけた。もともと伸びやかな末脚には安定感があり、3走前には東京マイル戦でしっかり勝利するなど適性も問題ない。
問題は折り合い面だが、今回は数々の気性難の馬を勝利に導いてきた横山典弘騎手。「ノリマジック」で強豪に一泡吹かせられるか注目だ。
4歳世代が派手ではあるが、5歳世代も黙ってはいない。昨年G1制覇も期待されたヤングマンパワー(牡5 美浦・手塚厩舎)が仕切り直しの勝利を狙っている。
昨年6月の多摩川S(1600万下)を制してから関屋記念、富士SとG3を連勝。意気揚々と臨んだマイルCSでは4番人気ながら2ケタ惨敗となったが、バルザローナ騎手の騎乗への不満も多く、あれで終わるような馬ではないだろう。