競馬のバイブルここにあり!鈴木和幸氏が競馬記者歴45年の知識を開放する。鈴木和幸の競馬解説~調教編~
(2)美浦・栗東トレーニングセンターについて
~美浦トレーニングセンター~
茨城県稲敷郡美浦村(当時)に1978年4月にオープンした関東馬の拠点。それまで東京、中山の各競馬場と白井分場で管理されていた競走馬が1力所に集結し、今日に至る。広さは東京ドーム48個分。JRAが保有する最大 施設だ。
■南馬場
南馬場は内側からダートのAコース、ウッドチップのBコース、内が芝、外側がニューポリトラックのCコース、ダートのDコース、さらに外側に1200mの坂路のウッドチップコースがある。
■北馬場
内が障害専用の芝。外がダートのAコース、ダートのBコース (1600m)、 Cコース(1800 m)があり、逍遥馬道と森林馬道が併設されている。水は霞ケ浦の浄化水のため、浄水器を利用している厩舎もある。南北でコースに違いがあるため、北馬場所属厩舎でも南馬場で調教を行う馬がほとんどで、追い切り日には非常に混雑する。北馬場は追い切った翌日の馬や前週にレースを使った馬などの調整に使われることが多い。