競馬のバイブルここにあり!鈴木和幸氏が競馬記者歴45年の知識を開放する。鈴木和幸の競馬解説~調教編~
~栗東トレーニングセンター~
1969年11月、滋賀県栗方郡栗東町(当時)にJRA最初のトレーニングセンターとして開設された。関西馬の拠点。中京、阪神、京都の各競馬場から関西の全厩舎が集結。広さは美浦トレセンの3分の2程度だが、早くから調教施設の充実に注力し、西高東低といわれる時代が長く続いている。
■栗東トレーニングセンターの馬場
調教施設としてトラック4コースと坂路1コースを備える。トラックは内側から、Aコースは芝で障害専用、B コースはダート、CWコースはウッドチップ、Dコースは内側が芝、外側は全天候対応のニューポリトラック、Eコースは1周2200mのダート。坂路はウッドチップで全長1085m。
■関西全盛を生み出した坂路コース
この坂路が栗東トレセンに新設されたのを機に、競馬の潮流を一気に関西に引き寄せることになったため、栗東トレセンの代名詞のようにも使われる。また、トラックを取り巻くように逍遥馬場が設けられている。