今夜放送『情熱大陸』密着ドキュメンタリー番組の視聴率はM・デムーロ騎手の手腕に懸かっている!?
番組の最後には、お馴染みの葉加瀬太郎の名曲をバックに、怪我から復帰したキズナが大阪杯(G2)を圧勝するシーンが流れるなど、まさに本馬がこれからの競馬界を背負っていく期待を持たせるものだった。
だが、これで競馬ファンの間では、キズナが次走の天皇賞・春(G1)も勝つという”サイン”や”フラグ”のようなものが立ったのだ。
ところが、その数週間後の天皇賞・春(G1)。キズナは『情熱大陸』の相乗効果もあって、単勝1.7倍の絶大な支持を集めるも4着に惨敗。過剰人気を後押しした一部のファンからは「騙された!」という声もあったという……。
無論、キズナが『情熱大陸』で特集されたことと、天皇賞を勝つこととの間には何の関係もない。ただ、番組事情に詳しい関係者の話によると今回の放送時期の”裏”には、そんな苦い思い出が見え隠れしているようだ。
(文=浅井宗次郎)