JRA大本命『ウマ娘』勢まさかの「珍客」に大逆転負け!? アイドルホースオーディション「ぬいぐるみ化」をゲットしたのは「ここしかない」個性派たち
21日、ファン投票の上位5頭が「ぬいぐるみ化」される『京都競馬場Presents アイドルホースオーディション』の最終結果がJRAの公式ホームページ並びに、主催する京都競馬場の公式Twitterで発表された。
「これまでにぬいぐるみ化されていない競走馬」または「すでにぬいぐるみ化されているが、現在ターフィー通販クラブで販売されていない競走馬」という制限が設けられていたとはいえ、まさかの結末に驚いたファンも少なくなかったようだ。さっそく「ぬいぐるみ化」が決定した上位5頭を発表したい。
第5位は、現役最強の2勝馬カレンブーケドール。
3歳春のスイートピーS(L)以来、勝ち星から遠ざかっているが、オークス・秋華賞・ジャパンC(いずれもG1)で2着があるなど、その実力は現役屈指。今年の天皇賞・春(G1)で3着するなど、いつビッグレースを勝ってぬいぐるみ化されてもおかしくない存在だが、一足早くファンの手元に届くことになりそうだ。
第4位は、往年の名ステイヤー・ライスシャワー。
菊花賞(G1)制覇に天皇賞・春を2勝。平成を代表するマラソンランナーは、同時にミホノブルボンの三冠阻止、メジロマックイーンの天皇賞・春3連覇を阻むなど「黒い刺客」と恐れられた。大ヒット競馬アプリ『ウマ娘 プリティーダービー』(Cygames)に登場したことで再び脚光を浴びた格好だが、数多くの名馬を押し退けての選出は、やはり主催が京都競馬場だったことも大きい。「淀に咲き、淀に散った馬」それがライスシャワーだ。
第3位は、こちらも長く勝ち星から遠ざかっているキセキがランクイン。
2017年の菊花賞を1番人気に応えて勝利した際は、今後の競馬界を席巻する存在と目されていたが、まさかそこから4年近く勝ち星から遠ざかるとは誰が想像しただろうか。M.デムーロ騎手とのコンビで3戦連続上がり最速だった馬が、川田将雅騎手とのコンビで現役屈指の逃げ馬に、武豊騎手とのコンビで挑んだ昨年の宝塚記念(G1)では後方からの捲りで2着している。ただ、共通していることは「あと一歩で勝てない」ことである。
第2位は、最小馬体重記録保持の現役馬メロディーレーン。
主な勝鞍が海の中道特別(2勝クラス)ながら、菊花賞で5着するなどG1でも存在感を放っているメロディーレーン。330~340kg台という馬体でJRAの最小馬体重を記録するなど、小さいながらも頑張る姿に多くのファンが魅了された。JRAからも「G1馬にも匹敵するほどのアイドルホース」として紹介されている。今回は堂々の2位でぬいぐるみ化が決定したが、今から気になるのはその「サイズ」だろう。