JRA 父の弔い合戦のはずが…出世重賞レースでまさかの“ハプニング” オリンピアンのような「跳躍」見せつけTwitterトレンド入り
気になる同馬のその後だが、馬体検査では「両前肢挫創」を発症したことを理由に競走除外となった。
同馬を生産した矢野牧場はTwitterにて、「外傷は負ってるものの、頸椎や腰には今のところ異常はないようで歩いて診療所から戻ってきた」と、ひとまず大怪我は負っていないようだ。
ただ、和田竜騎手は検査のため、騎乗予定だった札幌12Rが乗り替わりに。検査では、「左足関節捻挫」と診断され、明日の騎乗に影響が出ないか心配されている。
同馬を管理する今野師は「性格は真面目で優秀です」と、同馬を高く評価していた一方で前走騎乗した坂井瑠星騎手は「前向きすぎる面がある」と、コメントしていた。
今回は「前向きすぎる面」が悪い方向で出てきてしまったのだろうか。父ドゥラメンテの気性難は引き継いでいるように見えるが、次走以降は気性ではなく能力も引き継いでいるところを見られないか期待したい。
(文=寺沢アリマ)
<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。