G1馬・グレープブランデーが障害競走転向!! 2度の故障から復活した同馬は最後の一花を咲かせることができるか?
だが、グレープブランデーは再度不運に見舞われる。レース後、今度は右第1指骨剥離骨折が判明し、またも休養を強いられてしまった。復活までには8カ月を要した。その後は一定の成績を残すも、勝利することはできなかった。
先月出走した根岸Sは13着と惨敗。以前からいつ引退してもおかしくないといわれていたグレープブランデーにも、いよいよその時が来たかと思われていた。だが競馬場を去るという決断をせず、障害競走に活路を見出すことにしたようだ。G1馬の障害入りは同馬以外にも10年の菊花賞馬・ビッグウィークなどの前例があるが、9歳という高齢馬ともなると少々めずらしい。
2度の大きな故障にも負けることなく復活したグレープブランデー。障害競走への転向がおそらく最後の大きな挑戦となることだろう。最後に一花を咲かせることができるのか。注目したい。