【JRA・フェブラリーS(G1)展望】サウンドトゥルー&カフジテイクの「鞍上問題」で混乱必至!? 大混戦のG1開幕戦で「新ダート王」に輝くのは……!
フェブラリーSも一昨年が3着、昨年が4着と好相性。近頃は「不振」が囁かれているものの、この馬を手の内に入れている戸崎圭太騎手の存在も大きいといえるだろう。
そんなベストウォーリアを同厩で、昨年の覇者であるモーニン(牡5歳、栗東・石坂正厩舎)は「世界最強の助っ人」を迎えて、一気に評価を上げている。
G1初挑戦となった昨年のフェブラリーSで好位から抜け出すと、見事に頂点に立ったモーニン。そこまで7戦6勝3着1回という戦績は新ダート王の資格充分で、今後のダート界はこの馬を中心に回ると思われていた。
ところが1番人気に推された次走のかしわ記念(G1)で8着に大敗してからというもの、本馬の歯車は完全に”噛み合い”を忘れてしまったようだ。
昨秋の日本テレビ盃(G2)では、敗れたもののアウォーディーとアタマ差の接戦を演じ底力を見せたモーニンだったが、フェブラリーSと同舞台で1番人気に推された武蔵野S(G3)でまたも惨敗。チャンピンオンズCでも見せ場のないまま7着に沈んでいる。
本来なら極めて苦しい立場の本馬だが「世界No.1」と呼び声高いR.ムーア騎手を確保できたことで俄然、風向きが変わりつつある。前年の覇者は、世界の名手の手綱でその輝きを取り戻せるのだろうか。