JRAコントレイルに続くノースヒルズの「大本命」!? 武豊とのコンビでトゥデイイズザデイ負けられない一戦!

武豊騎手

 27日に阪神競馬場で行われる京都2歳S(G3)にトゥデイイズザデイ(牡2歳、栗東・池江泰寿厩舎)が武豊騎手とのコンビで出走を予定している。

 同馬はデビュー前からクラシック候補と話題を呼んでいるノースヒルズの期待馬。今回は来年の主役を務めるためにも負けられないレースだ。

 トゥデイイズザデイの半兄であるヴィヴァン(父ハーツクライ)は池江厩舎で主戦ジョッキーも武豊騎手と同じ。武豊騎手自身も「ヴィヴァンが1番いい馬だなと思って」とコメントするなど、レジェンドも認めた将来を期待される一頭である。

 半兄のヴィヴァンは、新馬戦でシャフリヤールにクビ差の惜敗で2着。次走は単勝1.4倍の1番人気に。レースでは2着に1.1/4馬身差をつけ、断然の人気に応えたが、その後骨折が判明してクラシック出走の夢は叶わなかった。その後、9ヵ月の休養から復帰したものの、復帰2戦で上位人気に推されながら4着、8着と結果を出せていない。

 一方、シャフリヤールは新馬戦を勝利した後、皐月賞馬エフフォーリアに競り勝ち、今年のダービー馬に輝いた。28日のジャパンC(G1)でも上位人気に推されることが予想される。

 新馬戦で接戦を繰り広げた2頭だが、そこからの戦歴は非常に対照的だ。兄の無念を晴らすためにも弟トゥデイイズザデイにかかる陣営の期待は大きい。競馬ファンをアッと言わせるような豪快な勝利を目指したい。

 また、騎乗する武豊騎手も今月6日に行われたファンタジーS(G3)で、弟である武幸四郎調教師の管理馬ウォーターナビレラで「兄弟重賞初制覇」を果たした。次走に予定している阪神JF(G1)では兄弟初タッグでのG1参戦する。

 トゥデイイズザデイと武豊騎手。いずれも兄弟がキーワードとなるコンビだが、注目のレースで結果を残し、来年の競馬界をリードする存在となれるだろうか。

(文=長尾りょう)

<著者プロフィール>
 はじめての競馬、ジャパンCで5番人気シュヴァルグランの単勝を当て、競馬にハマる。オルフェーヴルのように強いが、気性が荒く、成績にムラのある馬が大好き。今までで1番忘れられない馬券は、2018年の有馬記念ブラストワンピースの単勝。

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