【弥生賞(G2)展望】皐月賞の切符を懸け「王道トライアル」に素質馬が集結!昨年のダービー馬マカヒキに続く「主役」は現れるか!?
その能力の裏付けとなったのが前走の京都2歳S。中団から上がり最速の33.6秒の末脚で突き抜けると、楽な手応えで重賞初制覇を飾った。その時に騎乗していた福永騎手が、落馬負傷から復帰。本番を見据えてコンビが継続できたことは、大きなプラスになりそうだ。
昨年の2歳王者リオンディーズの全弟で、日米オークス馬を母に持つ超良血馬グローブシアター(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)は、軌道に乗りさえすれば一躍クラシックの主役になれる大器だ。
全兄に2歳王者、半兄に菊花賞(G1)とジャパンC(G1)を制したエピファネイヤ、母に日米オークス馬のシーザリオがいる日本でも屈指の名血。管理する角居厩舎ら陣営の話では奥手の傾向がみえるらしいが、現時点でどこまで成長しているか注目だ。
前走のホープフルSは内容こそ完敗の3着だが、勝ったのはここで中心視されているコマノインパルスに完勝したレイデオロ。2着も京成杯でも3着したマイネルスフェーンだけに、それほど悲観する状況ではない。
新パートナーに川田将雅騎手を迎えて、仕切り直しとなる今回。3着以下に敗れれば、クラシック出走が危うくなる立場だけに試金石の一戦だ。
2戦2勝のダイワキャグニー(牡3歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)は、ここにきて評価が急浮上している存在だ。