中山牝馬S(G3)でパールコードが絶対に負けたくない「理由」破格の超抜時計を叩き出した”パールコード組”の「完全勝利」なるか!

 英オックスフォード大卒など異例のキャリアを持つ「競馬界の超エリート」中内田充正調教師の快進撃が止まらない。

 11日も出走させた3頭の内、2頭が1着。2勝を積み重ねて今年14勝とし、再びリーディングのトップに躍り出ている。特筆すべきは「神懸っている」と述べても何ら過言ではない勝率だ。驚異の3割5分は「中内田厩舎の馬」というだけで、3頭に1頭以上が勝ってしまうような状況だ。

 この11日も、阪神の新馬戦に出走したレインボージャージが直線で後続を大きく突き放す走り。騎手リーディングを独走するM.デムーロ騎手との”リーディング・コンビ”で、最後は2着馬に4馬身差を付けて圧勝した。

 さらにこの日の阪神のメインレースとなった仁川S(OP)にはダートに替わってから無敗で3連勝中のグレイトパールが出陣。最後はコスモカナディアンの強襲に遭って着差こそ3/4馬身差だったが、堂々の4連勝を飾った。

 3着馬以下には9馬身という大差を付けており、芝からダートに替わって連勝を続けた「アウォーディー2世になるのでは」と早くも噂されている。

 そんな今週に強い勝ち方をした2頭は、実は同じ最終追い切りを行われている。

 8日、栗東のCウッドで行なわれた3頭併せの最終追い切りでは、新馬のレインボージャージが古馬オープン馬に胸を借りるかたちで、2頭とも良い動きを披露。結果的に、それがレース本番での勝利につながったことは述べるまでもないだろう。

 だが、その最終追い切りでグレイトパールを1馬身、レインボージャージに至っては5馬身ちぎり捨てた馬がいる。3頭併せのもう1頭となるパールコードだ。

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