【ドバイ国際競走・展望】芝とダートの「世界最強馬」が豪華揃い踏み!日本武豊・香港モレイラ・英国ムーアと世界各国の「最強騎手」が激突
昨年の同レースで、日本のドゥラメンテ以下を圧倒してレコード勝ち。その後もコロネーションC(G1)、インターナショナルS(G1)と6連勝を飾った。秋の凱旋門賞ではイン有利の高速馬場の前に5着に敗れたが、復帰戦となった今年3月のドバイシティオブゴールド(G2)で2着と順調な仕上がりを見せている。まともに走れば連覇濃厚といえる大本命だ。
逆転があるとすれば、こちらの世界屈指の強豪となるアイルランドのハイランドリール(牡5歳、愛・A.Pオブライエン厩舎)か。昨年の同レースではポストポンドの4着と完敗を喫したが、その後にキングジョージ6世&QES(G1)とブリーダーズCターフ(G1)という世界でも主要な2つのG1を制覇。凱旋門賞でもポストポンドに先着(2着)しており、ここで昨年の借りを返しておきたい。
この2頭に割って入るとすれば、イギリスのジャックホブス(牡5歳、英・ゴスデン厩舎)が筆頭となりそうだ。一昨年の愛ダービー馬であり、英ダービー(G1)2着馬でもある。昨年は春に骨盤を骨折して休養していたが、秋の英チャンピオンS(G1)で復帰。いきなり仏ダービー馬アルマンゾールと凱旋門賞馬ファウンドに続く3着に好走しており、その実力は世界でもトップクラスだ。
ドバイワールドカップ(G1、ダート2000m)
発走予定時刻26日1時45分(日本時間)
メインのドバイワールドカップでは、日本馬の前にまずはアメリカのアロゲート(牡4歳、米・B.バファート厩舎)を挙げざるを得ない。このドバイワールドカップデー1日を通じても、おそらく最も信頼できる大本命となりそうだ。
昨夏のトラヴァーズS(G1)で13馬身半という歴史的な大差勝ちを収めたアロゲート。秋には米国のNo.1決定戦となるブリーダーズCクラシック(G1)で、昨年のドバイワールドCの覇者カリフォルニアクロームと一騎打ちを演じ、見事これを撃破。さらに年明けに新設された世界最高賞金を誇るペガサスワールドC(G1)も4馬身以上の差をつけて圧勝しており、初代王者に輝いている。
おそらく日本の馬券販売でも、単勝1倍代が予想されるアロゲート。この壁を越えれば歴史的な大金星となるが、期待したい日本勢は4頭が出走する。