怪物牝馬ファンディーナが皐月賞(G1)へ「牡馬挑戦」! 勝てば69年ぶりウオッカ級の大記録達成となるが、水面下からうかがえる陣営の「本気度」
騎手は主戦の岩田康誠騎手をすでに確保。高野師は「我々としては、きっちり仕上げていくだけ。体はできているので、牝馬ですし、穏やかに仕上げていきたい。レースまで無事に持っていきたい」と改めて決意を語っている。
なお、皐月賞の結果次第では、そのまま日本ダービー挑戦も視野に入っているようだ。
かつて1943年のクリフジが日本ダービー、菊花賞の2冠を達成しているが、牝馬の皐月賞、日本ダービーという春2冠制覇となれば史上初。まだまだ気の早い話となるが、実際に馬なりのまま5馬身差で圧勝した前走のフラワーCの勝ち時計は、前日の皐月賞トライアル・スプリングS(G2)とわずか0.3秒差。時計的には、通用してもまったくおかしくはない裏付けもある。
果たして、この歴史的挑戦と述べて差し支えない決断は吉と出るか凶と出るか。すでに最強牝馬とさえ評されている”怪物”が、この春の話題を独占するかもしれない。