【皐月賞(G1)回顧】「信じられない」若武者・松山弘平とアルアインが大波乱の主役に躍り出る! ファンディーナ69年ぶりの偉業ならず
一方で1番人気だったファンディーナは、最後の直線で伸びを欠いて7着。厳しいペースに初めて揉まれる形となり、本来の走りをさせてもらえなかった。鞍上の岩田康誠騎手も「揉まれた経験がない点は、頭に置いていたが……」と唇をかみしめた。
69年ぶりの快挙はならなかったが、ここから日本ダービーに進むのか、それともオークスで仕切り直すのか、今後の進路が注目されるところだ。
「今日はありがとうございました。これからG1ジョッキーとして、もっともっと良い競馬を見せられるように頑張ります」
若武者らしく、爽やかな一言で締めくくった松山騎手。皐月賞という大きな勲章を手にしたことで、今後はクラシックの主導権を握って戦うこととなる。1:57.8というレコードで決着し、三連単が100万超えと荒れに荒れた今年の皐月賞。大混戦のまま、続く日本ダービーを迎えそうだ。