武豊エアスピネルが「G2通算100勝」達成なるか! マイラーズC(G2)で新マイル王を目指すエアスピネルが「絶対に」出走してほしい馬とは
ましてや今回は、デイリー杯2歳Sと京都金杯という重賞2戦を誇る無敗の舞台。ここを勝てば、春の安田記念だけでなく、同舞台で行われる秋のマイルチャンピオンシップ(G1)に向けても大きなアピールとなるはずだ。
だが、その上で是が非でも出走してきてほしい馬がいる。
エアスピネルにとって極端な瞬発力勝負となった東京新聞杯のような流れだけは、絶対に避けたいはずだ。今回も登録段階で13頭しかおらず、スローペースが懸念される。その中で唯一、レースを作ってくれそうなのが、昨年のマイラーズCを1000m通過57.9秒で逃げたサンライズメジャーだ。
近走はスタートで立ち遅れるなどして逃げていないが、ことマイラーズCでは2年連続逃げている。今回も開幕週で展開的にも恵まれる可能性が高いだけに、逃げる公算が高そうだ。メンバーを見渡した限り、他に積極的に逃げそうな馬は見当たらず、この馬の存在が大きなカギを握るだろう。
人気で競馬をするわけではないが、次期マイル王候補のエアスピネルにとって胸を張って安田記念に進むことは極めて重要。
昨年10月の京都大賞典勝利で「G2通算100勝目」のリーチが掛かっている武豊騎手としても区切りに向けて大きなチャンス。キタサンブラックでリーチを掛け、同様に期待しているエアスピネルで達成すれば、深く思い出に残る勝利となるだろう。
春のG1開催で、改めて存在感を存分に見せつけている武豊騎手。天才騎手のエスコートに導かれ、エアスピネルが再びマイル戦線の主役に躍り出るか注目である。