カンニング竹山の愛馬「ブラックスピネル」がマイラーズC(G2)へ参戦!重賞連勝のカギは「エアスピネル」×「武豊」コンビとの位置関係にアリ!?
もう一方の東京新聞杯は逆にブラックスピネルが先手を奪い、差しに回ったエアスピネルを完封。現在のところ力関係は五分といったところだ。
「同じ4歳世代&、マイル中心の距離適性、”スピネル”という名前など共通項の多い2頭ですが、他にも似ている点があります。それは『そこまでキレ味抜群のタイプではない』という脚質的な特徴です。その証拠に、ここまでの2戦では前に行った方の馬が勝負をものにしています。どちらも上がり最速をバンバン出すようなことはなく、立ち回りの上手さで勝負する万能型です。
ということは必然的に、スタートから直線に入るまでのポジショニングが勝敗に大きく影響します。もちろんペースや展開などレースが始まってみないと分からないこともありますが、2頭の位置関係だけを考えれば『より前目のポジションにつけた馬が勝つ』可能性は高いでしょう」
他にも有力馬が多数いるだけに互いが互いを過剰にマークするとも思えないが、それぞれの陣営が相手の出方を考えて作戦を組むことは考えられる。「向こうより前でレースを進めたい」という意識が働けば、全体の流れに影響を与えるかもしれない。
ブラックスピネルを管理する浜田助手はスポーツ報知の取材に対し「つくところに筋肉がついて、しっかりしてきた。坂路を2本乗ったり、加減せずに攻め馬をできる。仕上げ方が分かってきた(中略)…最初はマイルに戸惑っていたけど、上手になってきた。どこからでも立ち回れる。勝って(本番の)権利を取れたら」と答え、万全の状態をアピール。3度目の「スピネル対決」を制するのはどちらか、安田記念を占う上でも注目したい。