オルフェーヴル全妹が「かわいい」だけ!? 待望の「今週デビュー」も陣営の視線はすでに「女オルフェーヴル」といわれる”完璧すぎる妹”へ?
クラシック三冠を含むG1・6勝のオルフェーヴルと、有馬記念(G1)などG1を3勝したドリームジャーニーの全妹にあたるオルファン(牝3歳、栗東・池江泰寿厩舎)が、22日に京都競馬場で行われる未勝利戦でデビューする。
超良血馬がいよいよ、そのベールを脱ぐ時がやってきた。すでに桜花賞(G1)だけでなく、オークス(G1)出走も絶望的な時期となるが、最後の一冠・秋の秋華賞(G1)に向けて、まずは初陣に挑むこととなった。
なお、鞍上は兄の主戦も務めた池添謙一騎手が予定されている。
オルフェーヴルとドリームジャーニーの下ということで、早くから期待されていたオルファン。ステイゴールド×メジロマックイーンという兄弟と同じ「黄金配合」の持ち主だけに、デビュー前からファンも多いが、気になるのは陣営のトーンの低さか。
陣営は『日刊スポーツ』の取材に「良いものを持っていますよ」と一定の評価をしている一方「小さくて、かわいらしい馬」とも……。
「かわいらしいのは結構なことですが競走馬なので……小さくてかわいらしいのはプラスとは言えませんね。じっくり乗り込まれているとはいえ、デビューがここまで遅れましたし『そこしか褒めるところがなかったの?』と勘ぐってしまいます。
もともと体の大きな血統ではありませんが、400㎏程度という馬体重の低さも気になります。デビューが遅れたのも、足りない体を作るために成長を促した部分があるのかも。なんにせよ、期待よりも不安の方が大きな気がしますね」(競馬記者)
そして、陣営のトーンが今一つ上がらないのは、もう1つ理由がある。実は同じく池江厩舎に入厩予定のオルファンの「全妹」の評判がすこぶる高いからだ。