【青葉賞(G2)展望】日本ダービー(G1)への険しい道 最後の大物アドミラブルがまた圧勝!?
前走のゆきやなぎ賞(500万下)では2400mの距離をしっかりこなして強い競馬を見せた。一瞬の瞬発力では劣るものの、豊富なスタミナがあることは調教師も認めているところ。東京競馬場の長い直線をどうこなしていくかが見どころとなりそうだ。スローペースからの直線での瞬発力勝負になってしまうと分が悪いので、自分から動いていってレースを組み立てたい。兄はスプリングS(G2)を勝利している実力馬で、この馬の潜在能力も高いものがありそう。ここから兄を超えるような活躍をしていけるか注目したい。
ベストアプローチ(牡3、栗東・藤原厩舎)は、本番へ出走するためには優先出走権を取らなければならない。
皐月賞(G1)への切符を掴むために出走した弥生賞(G2)ではハナ差の4着に敗れてしまい大舞台へ出走することが出来なかった。そこで3着を争ったダンビュライトが皐月賞(G1)でも3着に入る活躍を見せただけに、差のない競馬をしたこの馬にもここでは十分チャンスがあるだろう。しかしながら、東京競馬場でのレースだったセントポーリア賞(500万下)では見せ場なく6着と負けているだけに油断は禁物だ。
このほかには、スプリングS(G2)で結果が出なかったものの、東京コースで勝利経験のあるトリコロールブルー(牡3、栗東・友道厩舎)、左回りのレースで2勝を上げているダノンキングダム(牡3、栗東・安田厩舎)などが出走予定。
重要なトライアルレースとなる青葉賞(G2)だが、ここを勝利した馬から日本ダービー(G1)を制した馬が未だ出ていない歴史があるだけに、勝利した先には険しい道が待っているのかもしれない。それでもここで結果を残さなければ夢の舞台へ立つこともできないだけに、各馬の全力の走りが見られるはずだ。そんな注目のレースは、29日(土)15時45分に発走予定となっている。