キタサンブラックは3番手評価!? 皐月賞一撃的中の馬券天才アイドル楠原安里梨【天皇賞・春(G1)「One Step」大予想!】
――ですが、両雄並び立たずという言葉もあります。個人的にはどちらが勝つと踏んでいますか?
楠原:サトノダイヤモンドですね。キタサンブラックは前走の走りは圧倒的だったんですけど、天皇賞(春)は中3週での出走ということもあり、ちょっと長くレース間隔をとっているサトノダイヤモンドのほうが有利ではないかと。個人的には荒れてくれなければ馬券的に美味しくないので、キタサンブラックは3着が一番かも(笑)。
サトノダイヤモンドは4歳、まだまだ伸びる可能性も秘めているはず。ぜひ、私の馬券生活を豊かにしてくれたモーリスに続く、推し馬になってもらいたいですね(笑)。
――その2頭以外で注目している馬はいますか?
楠原:シュヴァルグランは長距離が得意な馬ですので、外せない1頭でしょう。昨年も3着ですし、前走の阪神大賞典ではサトノダイヤモンドの後塵を拝す格好で敗れましたけど、あれはサトノダイヤモンドが強すぎたためでもありますから。今回も健闘してくれるはずです。
あとはシャケトラが人気を集めていますよね。前走の日経賞(G2)を観戦したんですが、いい走りをしていて、”差し”が素晴らしかった。シャケトラの馬名の由来は、イタリアの幻のデザートワインから取られているんです。最後の直線で魅せる馬ですし、ピッタリの名前じゃないですか!?
最近の調教を見ても悪い感じはしないんですが、長距離レースの経験がない点、そしてサトノダイヤモンド、キタサンブラック、シュヴァルグランなどと比べると実績が劣るところが不安材料だと思います。だから個人的には見送りかなと。
――サトノ、キタサンに続くであろう候補はどの馬になるのでしょうか?
楠原:個人的には、アルバートが気になっているんです。昨年のステイヤーズS(G2)、今年のダイヤモンドS(G3)を制するなど長距離が得意ですし、今回のレースでは4枠7番となかなかいい枠に入れました。鞍上の川田将雅騎手は人気薄の馬に騎乗しているときこそ要注意なので、それも踏まえてチャンスが有るんじゃないでしょうか。
あとはデムーロ騎手が騎乗するレインボーラインもあなどれない存在です。昨年の菊花賞ではサトノダイヤモンドに次ぐ2着に入っていますし、デムーロ騎手は皐月賞ではペルシアンナイトに騎乗して見事な騎乗を見せてくれましたからね。勝たせてもらった恩もありますから、ぜひ推したいです。