今年は新種牡馬がヤバい!? オルフェーヴルVSロードカナロアの熾烈極まる覇権争いに「欧州王者」が参戦する超ハイレベル世代!
ブランドフォード系モンズーンはドイツを代表する種牡馬ながら、日本ではオークス2着のピュアブリーゼが目立つ程度で実績がほぼない。ただし母父としては昨年の2歳女王ソウルスターリングが該当しており、日本の適性に大きな可能性を示している。
そして何よりも日本にほぼ馴染みがないということは「相手を選ばない」ということ。やはりその期待値は極めて高く、初年度から最強牝馬ダイワスカーレットや桜花賞馬のダンスインザムード、2歳女王ピースオブワールド、オークス馬エリンコート、秋華賞馬のレッドディザイアなどサンデーサイレンス系を中心とした良血牝馬が殺到している。
他にもドバイワールドカップを制したモンテロッソや、ケンタッキーダービーとBCクラシックで共に2着だったハードスパンなど海外の超一流どころも今年産駒デビューを迎える。エイシンフラッシュやロジユニヴァースといった、本来なら注目されるべきダービー馬を”脇役”に押しやっているところが、今年の新種牡馬の層の厚さだ。
昨年の新種牡馬は、皐月賞3着馬のダンビュライトを送り込んだルーラーシップが目立つ程度だった。しかし、今年は期待値が非常に高く、場合によってはクラシック戦線を中心に新種牡馬の旋風が吹き荒れる可能性もある。今から6月の新馬戦開始が楽しみだ。