武豊ジョーストリクトリが大混戦のNHKマイルC(G1)を断つ!? 過去「2戦2敗」の”惨敗コンビ”も今は「流れ」が違う?
特にキタサンブラックで大阪杯(G1)を勝つなどG1戦線で大活躍。桜花賞(G1)2着、皐月賞(G1)3着、そして先週の天皇賞・春(G1)を再びキタサンブラックで快勝するなど、この春最も輝いている騎手といえるだろう。
そしてジョーストリクトリの方も重賞を制したことで箔がついたのか、ここに来てますます動きが良くなっているようだ。
栗東のウッドコースで行われた1週前追い切りでは7ハロンを97.9秒、ラスト12.4秒と上々の動き。見守った清水久詞調教師も「来週もっと良くなる」とさらなる進化に太鼓判を押している。
武豊騎手と清水久詞調教師といえば、先週の天皇賞・春をキタサンブラックで勝った今、最も勢いのあるコンビ。トライアルの快勝をフロック視されている感のある本馬も、その流れに乗っていきたいところだ。
また、ここに来ての充実ぶりは父ジョーカプチーノを彷彿とさせるものがある。
父のジョーカプチーノはファルコンSを勝ち、ニュージーランドTでも3着だったが、本番では10番人気の低評価だった。しかし、それをあざ笑うかのように好位抜け出しの競馬でNHKマイルCを制覇。種牡馬入りを果たし、わずか12頭という初年度産駒の中からジョーストリクトリを送り出すに至った。
「徐々に力をつけてきている」と師が話すように、息子も父のような急成長を見せられるだろうか。”キタサンコンビ”が今週もG1連勝となるか注目である。