「香港の藤田菜七子」は”圧倒的成功”!? 藤田菜七子騎手にニュージーランドへ長期遠征のススメ? 若手女性騎手の生きる道
いずれにせよ、JRAでも経験を積むことは可能だが、女性騎手の活躍としては「後進国」と述べざるを得ない日本で、藤田菜七子騎手が現状を打破することは難しい。
例えば、フランス競馬が今年3月から重賞・準重賞を除くすべてのレースで女性騎手に約2kgの減量を与えたように、具体的なルール変更がない以上、フランス競馬も含めた「より良い環境」を求めて実力を磨くのも1つの選択肢といえるだろう。
少なくとも、何物にも代え難い貴重な経験にはなるはずだ。
この夏、仮にカーケイ騎手が来日すれば、地方競馬に積極的な遠征を見せている藤田菜七子騎手が対面する機会もあるかもしれない。日港を代表する女性騎手同士、可能ならば大きな刺激を受けてほしいところだ。