「うますぎる…」「騎手がチート」川田将雅の神騎乗に絶賛の嵐!? 弥生賞(G2)無念の”見学”も「一発回答」連発!
先週の中山競馬場では、皐月賞トライアルの弥生賞ディープインパクト記念(G2)が開催。勝ったのは、3番人気のタスティエーラだった。
レース後に松山弘平騎手が「しっかりと動ける位置で、自分から動いて勝ちにいく競馬をしました」と振り返った通り、鞍上の積極的な競馬が好結果に繋がった。これで先々週の中山記念(G2)に続き、自身2週連続の重賞制覇。リーディングも6位と好調ぶりが窺える。
その一方、この日貫録を示したのがリーディングトップを走る川田将雅騎手だ。
当初、弥生賞では昨年の京都2歳S(G3)で1番人気に支持されたグランヴィノスに騎乗予定だったものの、同馬がアクシデントで回避したため急遽“見学”に……。メインレースでの騎乗がなくなったものの、すでに中山で騎乗予定を立てていたため遠征する他なかったようだ。
だが、転んでもただでは起きないのが、昨年の騎手大賞ジョッキーたる所以か。この日の騎乗はわずか2鞍だったが、いずれもテン乗りで勝利。“一発回答”連発の好騎乗で、その手腕をまざまざと見せつけた。
「グランヴィノスとの弥生賞回避は残念でしたが、それでも2戦2勝してしまうあたり、さすが川田騎手としかいいようがありません。
湾岸S(3勝クラス)では、1番人気のバラジ(牡4、美浦・鹿戸雄一厩舎)に騎乗。外枠14番枠だったものの、スタートを決めてスッと内に潜り込み、最後は馬群を縫うように見事な差し切りを決めました。
そして3番人気のホウオウルバン(牡5、美浦・池上昌和厩舎)に騎乗した総武S(OP)では、先行した1番人気ヴァルツァーシャルを外からマークする形で追走すると、ゴール手前で図ったような差し切り。どちらも、川田騎手の実力を物語るような好騎乗でしたよ」(競馬誌ライター)
川田将雅騎手の神騎乗に絶賛の嵐!?
1度ならず2度の好騎乗に沸いたのはファンだ。レース後には、ネットの掲示板やSNS等でも「うますぎる…」「勝負強さが半端じゃない」「騎手がチート」など、川田騎手の騎乗ぶりに称賛の声が溢れかえっていた。
2週前はサウジアラビアの国際騎手招待競走インターナショナルジョッキーズチャレンジの出場や、サウジカップデーの参戦で不在だった川田騎手。その間に横山武史騎手が7勝を挙げ、リーディングでも追い抜かれていた。
だが、先週は土日合わせて4勝を挙げ逆転に成功。5日終了時点で計29勝として、C.ルメール騎手と並びトップに躍り出ている。
今週末も中山牝馬S(G3)ではアートハウス、金鯱賞(G2)ではプログノーシスなど、有力馬の騎乗を控えている川田騎手。昨年、自身初のリーディングに輝いた勢いは今年も健在だ。