オークスで「THE相手なり」フローレスマジックの取捨は!? 良血馬で人気確実も、「距離限界」に問題が……
全兄のサトノケンシロウは1800~2000を主戦場なものの、同じく全兄のサトノアラジンは古馬になってからは短距離~マイルが本職。フローレスマジックは前走2000mで3着としたものの、1、2着は12番人気のモズカッチャン、10番人気ヤマカツグレースと伏兵陣が台頭しており、レースレベルには疑問符もつくところ。
休養明けを差し引いても、直線で伸びそうで伸びない脚を指摘する声も多い。実際、ラキシスも2400m以上のレースでは結果を出したことがなく、これが血統的な「距離の限界」という見方もできてしまう。
ただ、木村調教師は「本当に良くなるのはまだ先だけど、世代トップクラスのメンバーと差のないレースはしている」と、本格化はまだ先であるとコメントしたものの、その上で同馬のポテンシャルを高く評価している。騎乗予定の戸崎圭太騎手も「距離延長は歓迎」と強気の姿勢だ。
果たして「THE相手なり」のフローレスマジックは、今回も馬券に絡むことができるのか。「相手」ではまずおさえておくべきには見えるが……。